盛岡市の歯医者|ゆいとぴあ歯科医院

親知らず(智歯)抜歯後の穴

こんにちは。盛岡市本宮 ゆいとぴあ歯科医院です。
親知らずの抜歯後に歯茎に開いた穴はとても気になるものです。しかし、その穴を舌や指でつついたりすると、中に詰まっている血餅という、これから肉となりその傷を埋める重要な役割を果たすものが取れてしまう恐れがあります。 血餅が取れてしまうと、傷の治癒が妨げられ、傷口から歯槽骨が露出してしまい、そのため大変な痛みを伴います。ですから、親知らずの抜歯後に、口の中を鏡で見た時に、その傷にぶよぶよとした塊が発生しているのを見つけても、それは血餅という、かさぶたの役割も果たす大切なものですから、決して取り除こうとしないことが重要です。 また、抜歯後しばらくは、いつも通りの力で歯磨きをすることは避け、血餅が取れるのを避けるために、出来れば軽く口をゆすぐだけに留めておきたいものです。強く口をゆすぐのは、血餅が取れる原因になるので厳禁です。 もしもドライソケットが発生してしまった場合は、傷口に軟膏状の抗生物質を詰めたり、傷口を再度開いて出血させ、また血餅を作り出す治療が行われます。 ドライソケットを防ぐ直接的な方法として、親知らずを抜いた後の穴を糸で塗って塞いでしまうことで、血餅が取れないようにする治療法が有効です。