こどもの矯正|盛岡市の歯医者|ゆいとぴあ歯科医院

こどもの矯正

MRC

むし歯予防ができるように、
歯ならびが悪くなることも予防できること知っていますか?

皆さんのお子さんは
日常生活の中でお口がポカンと開いていませんか?
お鼻でしっかり呼吸できていますか?
正しいお口の周りの機能を使っていないと気づかないうちに歯並びに影響していきます。
MRCでは原因解消を行い、悪い歯ならびを予防・治療できる方法なのです。

歯並びが悪くなるのには原因があります。
それは、舌・口唇・頬の筋肉の機能不全です。
わかりやすくお話しすると・・・

口呼吸:口での呼吸は舌が低位になり顎の成長を妨げるため、歯並び悪化の原因となります。また、病原菌が直接ノドの粘膜に取り込まれるため、健康にも良い影響はありません。

舌の癖:無意のうちに舌が歯に触れたり、押し付けたりしている状態です。ほんの少しの力でも歯は動きますので、舌の間違ったポジションは歯ならびを乱します。

飲み込みの癖:飲み込む際に舌が前に出たり、唇に力が入ったりする状態です。間違った飲み込みを毎日繰り返すことで舌や頬、口唇の力で歯ならびが乱れてしまいます。


これらの「原因」から起こった「結果」が歯ならびの乱れなのです。
MRC小児矯正はこの「原因」を装置やアクティビティによって改善して、結果正しい歯並びに導く方法です。

始める年齢によってアプローチは様々です。
乳幼児期:歯ならびは抱っこや授乳や離乳食からも大きく影響を受けます。食育や口腔ケアを一緒に学び、正しい生活習慣や姿勢を整えていきます。
就学前後(〜8歳頃):装置による治療と、アクティビティによる舌・口唇・頬の筋肉の機能訓練を毎日ご自宅でも行い、原因を取り除きます。アクティビティ方法は専門のトレーニングを受けた専任スタッフがお伝えしますので、ご安心ください。

また、適切な治療開始時期はお一人ごとに異なりますので、早い段階でお口を見せて頂くことが大切です。原因を取り除けるうちに診査できることで、最適なタイミングで治療開始することが可能になることが多いのです。
むし歯予防と同じように、歯科医院を気軽に利用してもらえればと思います。


MRCのメリット&デメリット

メリット
  • 機能が改善し後戻りしにくくなる
  • 呼吸を改善することで全身の健康面において大きなメリットがあります
  • 抜歯を極力避けることができます
デメリット
  • 装置を毎日使用したり、アクティビティを毎日行わないと改善しないため、ご家族の協力が必要不可欠です。
  • 開始年齢など状況により拡大装置が必要になる場合があります

食生活について

顔が成長するためには発育刺激が必要です。それは咬むこと、つまり食事の環境が大切になります。

  • 食生活について。食事中の姿勢が悪い。
  • 水分を取りながら食べている。
  • 食事の時間(15〜30分ぐらい)が適正でない。
  • 咬む回数が多くなるような食材選びや調理法をしていない。
  • 小さく切ってしまって前歯で咬むような大きさの物を食卓に出していない。

この5つのなかで思い当たることがあればそれを改善することが治療の第一歩です。


悪習慣について

  • 口がいつも開いている。
  • 頬づえをつく。
  • 指しゃぶりをしている。
  • 爪や唇を咬む。
  • 舌の位置が悪い。

この5つのなかで思い当たることがあればそれを改善することが治療の第一歩です。

このような悪習慣は歯並びや顔の成長に悪影響を与えます。しかし、指摘してもなかなか治らないものです。強く言い過ぎるとかえってひどくなってしまうこともあります。大切なのは自覚です。なぜその習慣が良くないのか、しっかり説明をして子どもに自覚させることが大切です。また適切な器具を使うと効果的です。


矯正治療には2種類あります

バイオセラピー(生物学的機能療法)

MRC、筋機能訓練などによって歯並びが悪くなった原因を解決すること。つまり食事の環境を改善したり悪習慣を治すことによって生体バランスを整え、自分で成長し治ることをバイオセラピーと呼びます。
習癖を治す補助的な装置を使うこともあります。


メカニカルな治療

  • 取り外しが出来る床装置、マウスピースなど
  • 固定式装置(マルチブラケット)

矯正治療というと装置を使用したものだけを想像しますが、装置は補助的なものです。大切なのはバイオセラピーだと考えています。


治療期間について

顔の成長の8割が6才までに行われます。6才から10才ぐらいまでは減速し、10才から2回目の成長が始まり、14才(女子)、17才(男子)ぐらいで成長は終わります。

その年齢の成長に追いつくことが治療だと考えています。

矯正治療は患者さんが、いかにがんばって装置を入れて指示通りに使用できるかにより治療の進み具合が変ってきます。しっかりがんばれば早く治療が進みますし、あまりがんばらないとなかなか治療は進みません。まさに主役は患者さんです。したがって、いつまでに治療が終わりますということは言えませんので目標を立ててがんばっています。 そしてお家のかたの協力が欠かせません。


4〜5才から始めた子

機能訓練や簡単な装置により習癖を取り除くよう努めます。


6〜9才から始めた子【1期治療】

10才までに治療を終えてるのが目標です。10才は2回目の成長スパートが始まる時期でもあり、上顎の犬歯が生える時期でもあります。この時期までに治れば比較的簡単に治ります。遅くても小学校の間に終われるようにしましょう。


10才~14才(女子)、10才~17才(男子)から始めた子【2期治療】

女子は14才、男子は17才頃で成長が終わるため、この期間でできるだけ早く治すことが目標です。この時期に始めた場合は固定式装置を使うケースが多くなります。その場合の治療の目安は2〜3年です。ケースにより抜歯を伴ったり、難しいケースでは専門医に紹介になる場合もあります。


14才(女子)、17才(男子)以上から始めた子【成人矯正】

成長はすでに終わっています。受験などで忙しくなる前に治療が終われるように各々目標を建てます。治療の目安は2〜3年です。


治療の流れ

ゆいとぴあ歯科医院の矯正治療の流れを説明します。

矯正検査と治療方針説明

矯正検査と治療方針説明、口腔内写真・顔写真・レントゲン写真の撮影、歯列模型作成を行います。


矯正装置の説明

取り外しの出来る床装置の場合、検査から約3週間後に矯正装置が出来上がります。床装置の調整と取り扱いの説明をします。

食事の時、歯磨きの時、国語音楽英語などしゃべる授業のときは装置を外します。そのほかの時間は出来るだけはめるようにします。寝ている時も装着します。小学校低学年の子など、学校につけて行かない場合は家に帰ってから装着します。合計14時間以上装着できれば治療は可能です。この時間を下回ると治療が進まなくなりますので注意が必要です。 これから装置を使った治療もスタートです!がんばろう!

固定式の装置の場合は歯に装置を装着します。 ワイヤーを細い物から太い物に交換していくと歯並びが整っていきます。装置は取り外しが出来ませんので、歯磨きを念入りにしましょう。

拡大床装置

ネジがついている装置で萎縮したアゴを適正な大きさに拡げたり、前歯や奥歯を動かしたりして、歯が並ぶスペースを作ります。1つの装置には1つの役割があります。ネジは5mmぐらいまで広がります。ケースにより異なりますが多くは6ヶ月以内に巻き切るのが目標です。

閉鎖型床装置

歯が並ぶスペースが出来た後に、歯の並びを整える装置です。ネジはついておらず、ワイヤーで歯を挟み込むことで歯並びを整えます。

機能的床装置

アゴがずれているとか、舌を咬んでいる癖を治したり、機能を改善するために使用します。食事中も使用する場合もあります。

ムーシールド

乳歯からの受け口の治療に使います。舌の位置と唇の筋肉を整えることで、受け口を改善します。当院では3〜6才のお子さんに使っていただくことが多いです。寝ている時のみ装着します。

固定式装置(マルチブラケット)

歯に直接接着剤で貼り付けますので取り外しが出来ません。最初は、ほっぺたや唇に痛みを感じることがありますが、1週間ぐらいでおさまります。慣れるとしゃべるのに不自由はありません。 ワイヤーを細い物から太い物に交換することで歯並びを整えていきます。


矯正治療の管理(1〜3ヶ月ごと)

床装置の使用状況をお聴きして、床装置の状態を調べます。固定式装置の場合はワイヤーやゴムを交換します。 食生活や悪習慣についての指導をします。

むし歯と歯ぐきのチェックをして、歯石や歯垢をきれいに取ったり、歯ブラシの練習したり、フッ素を塗ったりします。


機能訓練開始

装置を使った治療が一段落したら、しっかり咬めるようになるために食生活の改善、悪い習慣の指導をもう一度、しっかり行います。必要な人にはチューブ咀嚼訓練や舌の訓練を始めます。

骨が安定し、機能が安定するまで装置ははずせません。固定式の装置を外したい人は保定装置に切り替えます。もう少しです!がんばりましょう!


矯正装置の卒業

歯並びがきれいになるだけでなく、骨が安定すること、きちんと咬めるようになること(オクルーザー検査)悪い習慣がなくなること。つまり歯並びが悪くなった原因が改まれば治療は終了です。おめでとうございます!


12才臼歯が萌出まで管理

装置を卒業しても、12才臼歯が萌出完了するまで6ヶ月ごとにむし歯のチェックをしながら生え変わりを管理します。歯並びになにか問題が起きれば早めに対処します。


治療費について

一般的に矯正治療が必要だと説明しても、実際に治療を始めたいという人は10人中2人ぐらいでした。患者さんのニーズと一致していなかったのです。

期間が長くかかる。費用が80〜100万円もかかってしまうというイメージが大きな障壁になっていました。

しかし、ゆいとぴあ歯科医院で行っているMRC矯正は早期に簡単に治してしまえば、治療期間は短くなり、使う装置も少なくて安くすむ可能性があります。

現在、ゆいとぴあ歯科医院ではむし歯がある子がむし歯の治療をするように、歯並びの治療が必要な子の多くが矯正治療を選択するようになりました。 成長が関わることですので完全な予測は難しいですが、なるべく歯並びが悪くなるリスクを減らしていく治療方法です。


MRC矯正

385,000円(税込)
診断料:33,000円(税込)

ブラケット治療など装置および機能訓練【1期治療】

385,000円(税込)
診断料:55,000円(税込)
ケースにもよりますが、一般的には犬歯が生える前9〜10才までに治療を終えた子は1〜4個の装置で治療が可能です。それ以降まで治療が必要な子は4〜6個の装置が必要になります。

ブラケット治療など【2期治療】

770,000円(税込)
※1期治療を当院で行っている場合は:385,000円(税込)
診断料:55,000円(税込)

習癖が抜けない、装置がうまく使えないなど1期治療では改善せず原因が残った場合や、治療開始時期が遅かった場合など、固定式の装置を中心に行います。
2期治療までかかれば費用通常の矯正程度に近づきますが、機能改善により後戻りしにくくなったりメリットも得られます。


出来るだけ早い時期に治療を始め、できるだけ早く終了できるようにしましょう。少ない数の装置で簡単に治せたらうれしいですね。
そのためには機能を高めることが大切です。お家でもたくさん練習や訓練をすることで、機能を発達させ装置による治療を少なくすることを目指していきます。

ゆいとぴあ歯科医院ではたくさんの子どもたちが「きれいな顔になろう!」「かっこいい顔になろう!」を合言葉に矯正治療をがんばっています。