国民皆歯科健診について

「国民皆歯科健診」とは、すべての国民が定期的に歯科健診を受けることを目指す国の取り組みです。 2022年の「骨太の方針」に盛り込まれ、現在、制度の具体化に向けた検討が進んでいます。

健診と検診のちがい

「歯科検診」と「歯科健診」は似た言葉ですが、実は少し意味が違います。

「歯科検診」は、歯科医師が虫歯や歯周病などの疾患を早期に発見するために行う検査です。 一方で「歯科健診」は、予防や健康維持を目的に定期的に行われるチェックで、歯科健康診査の略となります。

国民皆「歯科健診」は、病気を見つけるためだけでなく、健康な状態を維持することを目的とした制度です。


制度の背景

この制度が導入される主な理由は3つです。

1定期的な予防ケアの普及

厚生労働省の最新調査(2025年発表)によると、過去1年間に歯科を受診した方は63.8%まで増加しています。 意識は確実に高まっていますが、そのうちかかりつけ歯科での定期的なメンテナンスを受けている方は55.7%にとどまっており、 「痛みが出てから行く」スタイルからの転換がまだ途中の段階です。

※出典:厚生労働省「歯科疾患実態調査(令和6年)」

2医療費の削減

歯科疾患が進行してからの治療は高額になることもあり、国の医療費を圧迫します。 特に高齢化が進む日本では、歯科治療の負担が増加することが懸念されています。

また歯周病は、糖尿病や心疾患などのリスクを高めることがわかっています。

日本人成人の約8割は歯周病またはその予備軍ともいわれており、こうした背景から予防が進めば 医科全体の医療費削減にもつながると期待されています。

歯周病と全身疾患の関係

3健康寿命の延伸

口腔の健康は全身の健康と深く関わっています。 定期健診で歯と歯ぐきの状態を維持することが、生涯にわたって自分の歯で食べ続けるための土台となります。


実施概要

開始時期
現在、制度化に向けて検討中
対象者
基本的にすべての日本国民
費用
自己負担の軽減・無償化の方向で検討中(詳細は今後確定)

※ 制度の詳細は今後変更になる場合があります。


国民皆歯科健診が導入された後の予想

1受診率の向上と早期発見の増加

制度が導入されることで、これまで歯科健診を受ける機会がなかった方も定期的に受診するようになり、 国全体の受診率がさらに上がることが期待されます。

定期的に口の中をチェックする習慣が広まれば、虫歯や歯周病を重症化する前に発見できるケースが増えます。 早期に適切な対処ができることで、治療にかかる時間・費用・身体的な負担を大きく減らすことにもつながるでしょう。

2予防歯科の重要性の普及

健診が定着することで、歯科医院のイメージも変わっていくと考えられます。 「痛くなったら行く場所」から「健康を維持するために定期的に通う場所」へ。

こうした意識の変化は、日々のセルフケアや生活習慣の見直しにもつながり、 虫歯・歯周病を未然に防げる社会の実現に近づきます。

3健康寿命の延伸

歯の健康は、食べる力を守り、全身の栄養状態を保つ上でとても大切です。 特に高齢になってからは、歯を健康に保つことが認知症予防や運動能力の維持にも関わるとされています。

健診制度の普及によって口腔ケアが当たり前になれば、健康寿命を延ばし、 いきいきとした長寿社会の実現に貢献できるでしょう。

一方で、歯科医院が少ない地域や、さまざまな事情で受診が難しい方への対応も今後の課題です。 訪問健診やオンライン診療など、新たな仕組みとの連携も求められています。


ゆいとぴあ歯科医院でも
定期健診を受け付けています

制度化を待たず、今すぐ予防歯科・定期健診をご受診いただけます。 お口のことで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

ゆいとぴあ歯科医院

最後に

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